みなさんこんにちは。監理担当の村田です。
今年の梅雨は本当に長いですね(執筆時点ではまだ梅雨明けしておりません)。私は蒸し暑いのが苦手なので、もう秋が恋しくなっております。
さて今日は、希望に胸を膨らませ日本にやってきた、ある技能実習生の企業さまへの配属場面をお届けしようと思います。
彼(V君)は5月に来日しました。その後約1ヶ月間の入国後研修を専門の研修施設で受講し、6月某日、いよいよ企業さまへ配属となりました。
こちらの企業さまは、三河地方に拠点を置く建設系の会社です。
配属の朝、出勤時刻よりかなり早い時刻にV君は少し緊張した面持ちで自転車で出勤してきました。
寮から会社への出勤経路は、前日までに確認を済ませてあります。
「おはようございます!」 V君の元気のよい挨拶が響きます。
「おはよう。今日はまず、実際の現場を見てもらおうか」 社長が応えます。
社長の運転で、某市の現場へ。
初めて見る実際の現場。様々な作業機械が動いており、その中にはV君の先輩2名も働いています。
「おーい、みんなー!」
社長は作業を一旦中断させ、社員のみなさんを呼び集めました。
「今日から一緒に働くV君です。みんなよろしくね。」
「私のなまえはVです。どうぞよろしくお願いします。」
拍手で温かく迎えられました。
現場の見学後、「ちょっと日本文化を学びに行こうか」と社長と向かったのは岡崎城。
土曜日ということもあり、多くの観光客で賑わっています。
広場では殺陣のショーが行われており、V君は興味深く見学していました。
「(先輩の)Lがウチに来たときも、ここに連れてきたんだ」
こちらの企業さまでは、岡崎城見学は新たに配属になった技能実習生への恒例行事となっているようです。
↑大河ドラマ館の前で記念撮影をするV君、先輩のL君、そして社長。
↑岡崎城の前でポーズを決めるV君。
配属初日が日本文化体験。
V君にとっても忘れられない日となったことでしょう。
<追伸>
この日の夜、V君の歓迎会が盛大に行われたそうです。
こちらも忘れられない夜になったとかならないとか・・・